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55件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

2016-11-24 第192回国会 衆議院 憲法審査会 第3号

憲法第八十一条が裁判所による付随的違憲審査制であるとの通説、判例は理解します。一方で、三権分立が三権一体と化しているのが現実であり、統治行為論第三者行為論の採用などによって、国民権利救済を忘れた違憲審査あり方、時の政治におもねる安易な司法判断の回避には大いに問題ありと批判し、最高裁判所憲法番人であることを忘れてはならないと申し上げ、意見表明を終わります。

照屋寛徳

2016-11-24 第192回国会 衆議院 憲法審査会 第3号

この後、山尾さんが発言したら、私と山尾さんが多分意見が違うのかなと思うんですが、私も、斉藤先生のおっしゃるとおり、裁判所司法政治化というリスクを憲法裁判所とか抽象的違憲審査制というのを導入する場合には相当考慮しないと危ない、慎重に考えないといけないというふうに思っています。  現在の司法消極主義や具体的違憲審査制がこのままでいいとは思っていない。

枝野幸男

2016-02-03 第190回国会 衆議院 予算委員会 第6号

○石田(祝)委員 ですから、これは国民主権ということが大前提にあって、権力は分かれていなきゃいけない、権力の分立、硬性の成文憲法、また違憲審査制こういうことも設けられている。その大前提として、統治権への国民参加。そして、公のことではないプライベートなところについていろいろとやるということはよろしくない。しかし、公の問題についてはしっかり国会で決めていく。

石田祝稔

2015-07-29 第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第4号

そして、日本裁判所は、具体的な事件が起こるまで違憲審査を行わないという付随的違憲審査制を取っています。自衛隊員国民犠牲者が出て初めて戦争法制合憲性判断されます。それでは取り返しが付かないから、内閣法制局が法の番人憲法番人として監視してきたんじゃないんですかね、法制局長官。  今長官は、大変失礼な言い方になるかも分かりませんが、安倍政権の番犬じゃありませんか。

吉田忠智

2015-06-11 第189回国会 衆議院 憲法審査会 第4号

しかしながら、これはよく指摘をされるところですが、最高裁判所は、付随的違憲審査制をとっている関係で、具体的な訴訟がなければ違憲審査を行うことができないなどの制約もあり、現在、違憲審査制度において積極的な役割を果たせているとは言えません。そうであるために、今回のように、一内閣の恣意的な憲法解釈変更により、これまで通用していた憲法解釈が覆されて、法的な安定性が損なわれることになるのです。

井上英孝

2015-06-04 第189回国会 衆議院 憲法審査会 第3号

笹田参考人 今の御質問について、中身の一つ一つについては、違憲審査制あり方そのものとどう絡むのかというのが御趣旨なので、それをどう取り扱ってどこが判断するのかという御質問であろうかと思うのですが、現実において、それを法律化、法制するときには内閣法制局最後はチェックするということになるだろうと思いますけれども、恐らく、私の先ほど出してきました案でございますと、カナダでありますと、こういうものをレファレンス

笹田栄司

2014-05-08 第186回国会 衆議院 憲法審査会 第5号

その中で、私個人の見解ですが、これは、今、中谷議員が説明したものとほとんど同じでございまして、やはり、付随的違憲審査制というものを最高裁では採用しておりますので、どうしても具体的な訴訟事件解決に即した違憲審査というものにとどまってしまう。すなわち、司法消極主義の状況になってしまっているというのが一つ考え方。  

船田元

2013-11-28 第185回国会 衆議院 憲法審査会 第1号

これは抽象的違憲審査制と呼ばれているそうですが、具体的事案から離れて違憲審査権を行使しております。  我が国においては、法律違憲審査を行う最高裁判所は、通常司法裁判所の系列に位置づけられ、純粋な司法機関であり、純粋な司法機関である以上、政治から独立した存在であると位置づけられております。

中谷元

2013-11-15 第185回国会 衆議院 法務委員会 第7号

それで、先ほどおっしゃったように、今の憲法四十一条のもとでは、いわゆる付随的違憲審査制であるという理解、これが今までされてきて、私もそれが現在通用している考え方だと思います。付随的違憲審査制のもとであっても、具体的な事件解決に必要であるということを前提とする限り、法令違憲という判断はこの憲法の中であり得るのだということだろうと思います。

谷垣禎一

2013-05-16 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第9号

この憲法最高法規性を確保するために、続く九十八条一項で国の最高法規であることを宣言し、九十九条で公務員の憲法尊重擁護義務を、前回検証した九十六条、違憲審査制を規定した八十一条などとともに定めているのです。これらが一体となって、時の権力が制定した法律違憲性のある権力行使によって憲法がゆがめられないようにしているのであります。  次に、九十九条の憲法尊重擁護義務についてです。  

笠井亮

2013-04-11 第183回国会 衆議院 憲法審査会 第5号

本日の審査会におきましては、論点を、第一に、違憲審査制改善策に関する論点、第二に、裁判官身分保障裁判官任命等及び国民司法参加に関する論点並びに第一で議論の対象としていない論点二つに分類いたします。  各委員におかれましては、おおむねこの二つ論点分類ごと意見表明をしていただきますように、御協力をお願い申し上げます。  

保利耕輔

2012-05-16 第180回国会 参議院 憲法審査会 第5号

そこで、今、高見先生もちょっとおっしゃいましたけど、事前審査制にするのか事後審査制にするのか、あるいは具体的な違憲審査制にするのか抽象的違憲審査制にするのか。フランスの場合、十六条、大統領の非常措置権、これがアルジェリア暴動のときに発令されたんですね。それに対して憲法院は、結局は統治行為の理論、こういうことで処理をしたということがあります。

西修

2005-09-22 第163回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第1号

このほか、少子高齢化社会における社会保障あり方高度情報化社会におけるプライバシーの保護の問題、両院制の問題、行政監視あり方違憲審査制の問題、道州制を初めとする地方自治の問題など、憲法に直接間接に関連する分野は枚挙にいとまがございません。  さて、御承知のとおり、日本国憲法第九十六条の憲法改正規定に基づく手続法は、いまだ制定されておりません。  

中山太郎

2005-04-06 第162回国会 参議院 憲法調査会 第6号

この憲法裁判所設置につきましては、慎重意見反対意見が多くありまして、今あります付随的違憲審査制のみで、抽象的、一般的違憲審査のシステムは設けないということでございます。  軍事裁判所設置につきましては、第九条で軍事組織を持つということでございますので、その絡みで当然持つべきだという意見もありますが、いや、持たなくてもいいんじゃないかという見解もまだあります。  

舛添要一

2005-02-25 第162回国会 参議院 憲法調査会 第3号

それから次に、裁判所組織権限等でありますが、一番この憲法改正を審議する場合に違憲審査制の在り方と、憲法裁判所をつくるかどうかということが問題になるわけでありますが、日本の現在の憲法は、通常司法裁判所が具体的な訴訟事件の審理に付随して、必要な限度法令合憲性を審査するという付随的違憲審査制になっておるわけでございます。

松村龍二